● 出汁のとりかたについて
このサイトでも紹介していますが、『出汁のとりかた』は色々なところで紹介されています。分量や時間まできちんと説明してあって、料理を初めてする人には本当に親切な感じですが、『何の料理に使うか』『自分の好み』『素材の状態』などで、本当はその取り方は変わると思うのです。
色々なところで紹介されている『出汁のとりかた』はあくまで目安。
あまり、意識しすぎて出汁をとるのが苦痛になっては意味がありません。
何の料理に使うかというのは、出汁をとるのにとても大事なポイントだと思います
何より自分が美味しいと感じるというのも大切だと思います。
こう書いてあったけど、私はこのくらいの感じが美味しく感じると思えば自分なりのアレンジもありだと思うのです。
● 野菜も魚貝も昆布も鰹節も煮干しも全て自然のもの。
その全てから出汁はとれます。
和食の出汁の素材は全てが体にいいものです。外国の出汁はお肉など動物性のものが多いのですが、和食の出汁は、昆布や、椎茸。
動物性のものでもお魚が主です。
毎日の食事に使い続ける事で体が喜ぶ素材ばかりです。
市場調査ではここ十数年で化学だし(または、化学だしを使用して作ったつゆやたれ、◯◯の素)の購入がとても伸びています。
スーパーの売り場を見ても一目瞭然ですね。
花かつおや昆布、煮干しなどの売り場と化学だし系の売り場とでは、
スペースも棚の取り方も全く違うし、特売だって良く売れる
化学だし関係が多いです。
ついついそっちを使ってしまって・・という人が多くたっておかしくありません。
自分で出汁をとった事が無いという人は『めんどくさそう』、
『取り方がよくわからない』などの理由なのでは??
確かに、『顆粒を溶かすだけ、またはお水で薄めるだけ、
またはそのまま使うだけ』に比べれば手間はかかるでしょう。
しかし、和食の出汁をとるって「もう二度と作りたくない」という
めんどくささではありません。場合によっては火も使わない事も・・。
●自分で出汁を取る事の素晴らしい点をいくつかお話させて下さい。
乾物屋のセールストークでは無く、毎日料理を作る主婦の立場で・・・
まず、自分で出汁をとると、最後まで『せっかく美味しい出汁をとったのだから』という気持ちで作ります。
私も初めてきちんと自分で出汁を取った時、失敗するもんか!!(笑)と、いつになく丁寧に料理をする自分に気が付きました。結局、少しの手間をかけたぶん、最後まで大切に料理するようになるのです。これってけっこうポイント高いですよ。
そして、やはり何より味の違いです。鰹や昆布からとった出汁は和食には欠かせませんし、煮干しや椎茸の独自のうま味も和食ならではの美味しさです。
● 薄味でも美味しいと感じさせる力が素晴らしいと思うのです。
そして実際やってみると、その色々なメリットに引き換え
簡単であるということです。
毎日台所に立って主婦している私でも
「自分でとった方がいいことだらけ」って思うのです。
無駄な包装資材も少なく、保存に便利で、天然の素材のみを使い、美味しく、
体にも良い(実はこの言葉はあんまり好きじゃないんですが・・)。
これに引き換えかける手間は、お水につけておくだけ(昆布や煮干し)・お湯で煮出すだけ(昆布、鰹、煮干し)なのですから。
出汁というのは料理の『味付け』とは違います。
ですが、出汁がきいていないと、何だか味気なくなります。
出汁の美味しさは「うま味」。
このうま味が効いていると、料理は俄然美味しくなります。
また、美味しい出汁がとれていれば、味付けは控えめでも十分満足できる美味しく優しい、けれど満足できる味付けができます。もし、料理の味付けが決まらない場合、 その物足りなさは、醤油や塩ではなく「出汁」かもしれません。
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